土から色を採って土に還るベンガラ染め

ベンガラ染めという染色技術をご存知ですか?

あ、その前に、大阪府羽曳野市のご紹介から。先日、日本で14個目の世界遺産に登録された【百舌鳥・古市古墳群】(もずふるいちこふんぐん。通称、もずふる)。大阪府堺市の百舌鳥と羽曳野市に存在する45基の古墳。

古墳の副葬品として埴輪がありますよね。埴輪にはベンガラが塗られていました。ベンガラとは、インドのベンガル地方が由来と言われる黄土を焼いてできる酸化鉄をたくさん含んだ土の顔料のことです。

防虫、防腐、防錆など経年劣化に強い天然塗料です。埴輪を腐食から守るために使われていたんです。古墳内部の壁などにも使われました。

ということで、古墳・埴輪の一大メッカである大阪府羽曳野市では昔からベンガラの生産が盛んでした。そして、主に家屋などに使われたベンガラを着ものなどの繊維分野に応用したベンガラ染め。

それを成功させて、いま国内だけでなく、オーストラリア、台湾などにも展開されていて世界から注目されているのが古色の美さん。

ひょんなことから、古色の美さんの門をたたき、ベンガラ染めに出会いました。最初はその彩色の美しさに惹かれたんです。


でも、よくよく聞いてみると、天然の土を原料としていて、染料をそのまま土に還しても土や水を一切汚すことがないというから驚きました。


完全天然循環型染料なんです。


地球に優しいというだけじゃなく、やはり私が心惹かれるのは「土」というキーワード。


よもぎ蒸し、有機野菜、有機のお米。土の恵みが身体を治すという繋がり。東洋医学的な要素。

キーワードは「土」なんです。

古色の美さんで教わった技法で、素人ですが、いま商品づくりをしています。

土が原料ということで、地域の土を使って、その地域の良さを引き出す商品づくりができると思います。まずは羽曳野らしい商品づくり、次は、ご縁のあった地域への感謝を込めて、その地域ならではのものづくりをして、何か貢献できないかと模索中です。


いつも幸せです🍀 感謝です🙏

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